就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
掲載データ
就職内定率/就職内定率の推移(2013年卒~2025年卒)/内定取得先企業の業種・従業員規模/2月中の各活動実施量・実施率と、3月中の各活動予定/進路確定率/就職内定辞退率/内定取得企業数・内定保有企業数・内定辞退企業数/就職活動実施率(全体・内定未取得者・内定取得者)
(参考)大学院生の就職内定率・就職活動実施率
【2024年3月1日時点の就職活動状況】
学生からは、3月に入り会社説明会等の機会を活用し、社会に出て何をしたいか明確にしたいといった声も
3月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は40.3%(+10.0ポイント)※2で、2月1日時点から16.4ポイント増加し、現在の就職活動スケジュールとなった2017年卒以降、前年に引き続き過去最高となりました。内定率を文理別で見ると、「理系」が47.8%(+12.5ポイント)で、前回から25.3ポイント増加し高い数値となりました。地域別では、「関東」が前回差+17.2ポイント、「近畿」が同+19.1ポイントと増加が目立ちます。
2月中の活動実施量を見ると、「面接選考(最終面接含む)を受けた」が3.30社(+0.40社)、「最終面接を受けた」が1.82社(+0.23社)で、前年と比べて平均社数が増加しています。内定取得状況の詳細を見ると、内定取得企業数の平均は1.96社で、前年の1.59社に比べて増加していることに加え、2社以上内定を取得した学生の割合は48.2%と、内定取得者のうち半数近くが複数内定を取得していることが分かります。
学生からは、「セミナーや説明会が3月に入り本格的に始まるので、それに参加し自分が何をしたいのかをはっきりしていこうと思います」といった前向きに取り組もうとする声のほか、「周囲と比較してしまうことが多く、自分に自信が持てなくなってしまうことが多い」といった不安の声もありました。
周囲の状況にとらわれることなく、自分なりの選択基準を確かめながら、納得感の持てる企業選びを着実に進めていただければと思います。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
【調査概要】
調査目的 | 大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する |
---|---|
調査方法 | インターネット調査 |
集計方法 | 大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、ウェイトバック集計を行っている |
調査対象 | 2025年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2025』(※)にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生2,270人 (内訳:大学生1,720人/大学院生550人) |
調査期間 | 2024年3月1日~3月8日 |
集計対象 | 大学生 674人/大学院生 302人 ※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト https://job.rikunabi.com/2025/ |