就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
掲載データ
就職内定率/就職内定率の推移(2013年卒~2024年卒)/内定取得先企業の業種・従業員規模/2~7月中の各活動実施量・実施率/就職活動開始当初と比べた今後の就職活動の方針/進路確定率/就職内定辞退率/就職確定先企業の業種・従業員規模/内定取得企業数・内定保有企業数・内定辞退企業数/就職活動実施率(全体・内定未取得者・内定取得者)
(参考)大学院生の就職内定率・就職活動実施率
【2023年8月1日時点の就職活動状況】
活動継続中の学生の皆さんは追加募集の機会などを生かし、
より自分に合った仕事・企業探しを進めよう
8月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、86.6%(-1.2ポイント)※2と前年同水準の結果となりました。進路確定率は77.4%(+2.2ポイント)と7月1日時点から7.7ポイント増加し、7月中に進路確定が進んだ様子がうかがえます。民間企業への就職確定者の就職確定先企業の従業員規模を見ると、前年は「300人~999人」が最も割合が高かったのに対し、今年は「5,000人以上」の割合が最も高い結果になりました。
就職活動開始当初と比べた今後の就職活動の方針について、8月1日時点で就職活動を実施している学生に聞いたところ、内定取得者・未取得者いずれも「志望内容や範囲は変えずに活動する」が最も高いですが、内定未取得者は「志望内容は変えず、より広い企業を対象に活動する」「志望内容を変更して活動する」の割合が、内定取得者に比べて高いという特徴が見られました。内定保有企業数は平均1.06社と、複数内定を取得した学生の多くが一社に絞り、他企業の内定を辞退していることを踏まえると、追加募集を行う企業も増えてくることが考えられます。
内定取得に向けて活動を継続している学生の皆さんは、現在の志望範囲のまま伝え方の工夫をしていくのか、自分の強みや自分らしさをより生かせそうな志望先に変更するのかなど、今後の活動方針を第三者の意見も参考にしながら検討し、追加募集の機会の活用も含め、より自分に合った仕事・企業に出合えるよう活動を進めていただきたいと思います。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
【調査概要】
調査目的
大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する
調査方法
インターネット調査
集計方法
大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、
実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている
調査対象
2024年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2024』(※)にて
調査モニターを募集し、モニターに登録した学生4,567人
(内訳:大学生3,574人/大学院生993人)
※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2024/
調査期間
2023年8月1日~8月4日
集計対象
大学生 1,060人/大学院生 377人