就職活動と入社後の就業に関する状況を明らかにするため、社会人を対象に調査を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋し「若手社会人の入社1年目の状況 概況編」としてご報告申し上げます。
【サマリー】
【入社時の配属先に関することについて】・・・P3
● 入社時の配属先の希望聴取は、「入社前に聞いてもらえる機会があった」が44.0%で、
「入社後に聞いてもらえる機会があった」の17.3%を合わせた61.3%が、
聞いてもらえる機会があった。
● 入社時の配属先の納得感については、納得したのは、86.6%であったが、
納得しなかったのは13.4%だった。
【入社1年目時のメンター・教育担当者の有無、
目標となった人、周囲からの評価実感について】・・・P4
● 入社1年目時にて、目標となった人は誰であったかについては、
「同じ部署の先輩」が41.0%と最も多く、次いで、「上司」の22.5%であった。
一方で、目標となった人がいなかったのは、3割であった。
【入社前後でのギャップ、ギャップがあったうちマイナスに働いた項目について】・・・P5
● 入社前後でのギャップがあったうち、マイナスに働いた項目の上位を見ると、
「勤務時間・休日」(24.5%)、「社内ルール・常識」(21.5%)、
「給与・福利厚生」(21.4%)、「上司の能力や資質」(21.3%)と続く。
「マイナスに働いたものはない」は2割近くだった。
【入社1年目時の「うれしかった」、
「成長を感じられた」などを感じた経験について】・・・P6
● 入社1年目時の、「成長を感じられた」「つらさを乗り越えた」と感じた経験を見ると、
「成長を感じられた」のは6割近くで、「つらさを乗り越えた」も半数近くであった。
【入社1年目時の職務や組織への適応を促進する行動やスタンスについて】・・・P7
● 入社1年目時の行動やスタンスの項目のうち、行動やスタンスができていた上位項目は、
「上司や先輩に報告・連絡・相談しながら仕事を進めた」(75.1%)、
「任された仕事は、最後までやり遂げようとしていた」(74.6%)、
「失敗をしてもあきらめずに物事に取り組んでいた」(73.3%)、
「学んだり気づいたことは、すぐ実行するようにしていた」(72.2%)、
「過去の経験から学んだことを仕事の中で生かしていた」(64.8%)であった。
【入社1年目時の職場・仕事の満足感、同期と比較したときの活躍実感について】・・・P8
● 入社1年目時における、職場・仕事に対する満足感は、
満足していたのは半数以上であった。
● 入社1年目時における、同期と比較したときの仕事上の活躍実感は、
活躍していたのは34.7%であった。
● 入社前における、仕事をする上での活躍意向は、
活躍したいと思っていたのは8割近くだった。
【調査概要】
調査目的
若手社会人の、就職活動と入社後の就業やパフォーマンスとの関係性を明らかにする。
調査方法
インターネット調査 調査協力:株式会社インテージ
調査対象
インテージ社のモニターにスクリーニング調査を行い、首都圏(1都3県)、東海(4県)、
関西(2府4県)在住、大学・大学院(修士課程)卒で、2008年~2013年に正社員として入社
し、現在も正社員として働いている22~35歳の男女8,708名を対象にした。
調査期間
2014年2月28日~2014年3月10日
集計対象
3,098人(回収率35.6%)