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2023.03.03

大学生の「働きたい組織の特徴」2023年卒 志望職種別編

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)のよりよい就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:栗田 貴祥)は、大学生および大学院生の就職活動において、働きたい組織の特徴を明らかにするため、就職活動を行っている2023年3月卒業予定の大学4年生・大学院2年生を対象に調査を実施いたしました。今回は、大学生の調査結果について一部抜粋してご報告申し上げます。

 

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「働きたい組織の特徴」は、「経営スタイル」「貢献と報酬の関係」「成長スタイル」「ワークスタイル」「コミュニケーションスタイル」の5つの観点で、29項目をAとBのどちらの考えに近いかで聞いています。本レポートでは、「働きたい組織の特徴」を文系・理系毎に志望職種別(事務職系、技術職系、専門職系 詳細はP3参照)に見るが、文系は事務職系志望者、理系は技術職系志望者をもとに他の志望職種と比較しました。

文系の事務職系志望者の支持と異なる傾向が見られるのは、「成長スタイル」「ワークスタイル」のうち2項目

  • 「成長スタイル」の項目14「A:これまでの経験(学業など)を活かして成長できる」と「B:これまでの経験(学業など)とは無関係に、ゼロから学べる」で、事務職系および専門職系志望者は「A」の支持率が高いが、技術職系志望者は「B」の支持率が高い。(P5)
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  • 「ワークスタイル」の項目20「A:個人の裁量権は小さいが、ステータス感のある企業(組織)で働ける」と「B:あまり知られていない企業(組織)だが、主役感のある仕事ができる」では、事務職系および専門職系志望者は「A」の支持率が高いが、技術職系志望者は「B」の支持率が高い。(P5)


 

理系の技術職系志望者の支持と異なる傾向が見られるのは、「貢献と報酬の関係」のうち1項目

  • 「貢献と報酬の関係」の項目8の「A:給与は高いが、個人間で待遇に大きく差がついたり、降格になったりする可能性は大きい」と「B:給与は低いが、個人間で待遇に大きく差がついたり、降格になったりする可能性は小さい」とでは、技術職系志望者は「A」の支持率が高いが、事務職系および専門職系志望者では「B」の支持率が高い。(P6)

 

調査概要

調査目的

就職活動中の大学生および大学院生の「働きたい組織(企業、団体、官庁など)の特徴」を把握する

調査対象

リクナビ2023(※)会員より、2023年3月卒業予定の大学生および大学院生
※リクナビ2023:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2023/

調査期間

2022年4月30日~5月26日

調査方法

インターネット調査

調査内容

「働きたい組織」の特徴

回収数

大学生 3,724人 文系 2,703人 理系 1,021人
本レポートは、大学生を対象として作成

 

※「働きたい組織の特徴」2023年卒では、<大学生・大学院生について><文系・理系別編>もリリースしています。

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