大学生および大学院生の就職活動において、働きたい組織の特徴を明らかにするため、就職活動を行っている2021年3月卒業予定の大学4年生・大学院2年生を対象に、調査を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
【大学生・大学院生の働きたい組織の特徴(2021年卒)】
『働きたい組織の特徴』の項目において、A/Bの対立意見について、「A」「どちらかといえばA」「B」「どちらかといえばB」の4つの選択肢の中から自身の考えとして当てはまるものを、1つ回答する形式で、選択の割合が高い3項目を記載。
※資料のP3以降の各表左位置の項目No.を表す
大学生では安定確実な事業成長、仕事と私生活のバランス、密なコミュニケーションを支持(P3-6)
- 大学生は「※2)A:安定し、確実な事業成長を目指している/B:リスクをとり、チャレンジングな事業成長を目指している」では「A・計」の方が支持されている。「27)A:仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる/B:仕事と私生活は区別なく、一体として働ける」では「A・計」の方が支持されている。「29)A:コミュニケーションが密で、一体感を求められる/B:コミュニケーションは希薄で、個人の自由に任せる」では「A・計」の方が支持されている。
大学院生では歴史や伝統、優秀な人材が多く刺激を受ける、仕事と私生活のバランスを支持(P3-4、7-8)
- 大学院生は「1)A:歴史や伝統がある企業である/B:若く新しい企業である」では「A・計」の方が支持されている。「18)A:周囲に優秀な人材が多く、刺激を受けられる/B:周囲と比べ、自分が主役として活躍できる」では「A・計」の方が支持されている。「27)A:仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる/B:仕事と私生活は区別なく、一体として働ける」では「A・計」の方が支持されている。
【働きたい組織の特徴 大学生(経年変化)】
2017年卒と比べ2021年卒は、現場社員主導での事業運営をより重視(P9-11)
- 大学生全体2017年卒と2021年卒の比較において、「A」「どちらかといえばA」の合計「A・計」と、「B」「どちらかといえばB」の合計「B・計」で差の大きい3つの項目に注目した。その結果、2017年卒大学生と比べて2021年卒大学生が支持している項目は、「5)B:現場の社員主導で事業運営が行われている」「 16)A:どこの会社に行ってもある程度通用するような汎用的な能力が身につく」「17)B:短期での成長はしにくいが、体力的・精神的なストレスがかからない」であった。
【調査概要】
調査目的
就職活動中の大学生および大学院生の「働きたい組織(企業、団体、官庁など)の特徴」を把握する
調査対象
リクナビ2021(※)会員より、2021年3月卒業予定の大学生および大学院生
※:株式会社リクルートキャリアが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2021/
調査期間
2020年4月30日~ 5月24日
調査方法
インターネット調査
調査内容
「働きたい組織」の特徴
回収数
大学生 5,532人 大学院生 1,258人 計 6,790人
集計対象
※経年比較の分析に用いた集計対象人数は2021年卒の集計対象に加え以下の通り