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2023.03.09

就職プロセス調査(2024年卒)「2023年3月1日時点 内定状況」

就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。

リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
 

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掲載データ

就職内定率/内定取得先企業の業種・従業員規模/2月末までの各活動実施状況/1~2月中の各活動実施量・実施率と、3月中の各活動予定/進路確定率/就職内定辞退率/内定取得企業数・内定保有企業数・内定辞退企業数/就職活動実施率(全体・内定未取得者・内定取得者)
(参考)大学院生の就職内定率・就職活動実施率

【2023年3月1日時点の就職活動状況】

内定取得者のうち8割弱の学生が就職活動を継続。
今後、選考辞退・内定辞退が増える可能性が高い

3月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、30.3%(+7.7ポイント)※2と現在の就職活動スケジュールとなった2017年卒以降、過去最高となりました。内定率を文理別で見ると、「文系」が28.2%(+7.2ポイント)、「理系」が35.3%(+9.3ポイント)で、特に「理系」は2月1日時点から15.0ポイント増加し高い数値となりました。地域別では、「関東」「中部」「近畿」が30%を超えていますが、「その他地域」は15.4%と差が見られます。

 
各プロセスの活動詳細のうち「最終面接を受けた」を見ると、2月中の活動実施量は平均1.59社(-0.3社)でしたが、活動実施率は28.7%(+10.5ポイント)と、前年と比べてより多くの学生が最終面接を経験したことで、内定率の高さにつながったと考えられます。一方で、就職活動実施率は全体が88.2%、そのうち内定取得者が77.9%となっており、内定を取得した学生の多くが就職活動を継続していることが分かります。今後、より志望度の高い企業から内定を得ることで、選考辞退・内定辞退が増加すると考えられます。

 
学生の皆さんは、高い内定率や周囲の様子から焦ってしまう気持ちもあるかもしれませんが、今月から企業の採用広報が本格的に開始されています。これから選考を受けられる方も、納得できる進路を自分で選択するために、必要な情報収集や企業との対話を重ねながら、自身の考えや仕事の理解を深めていきましょう。

 
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差

 

 

【調査概要】

調査目的

大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する

調査方法

インターネット調査

集計方法

大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、
実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている

調査対象

2024年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2024』(※)にて
調査モニターを募集し、モニターに登録した学生3,219人
(内訳:大学生2,476人/大学院生743人)

※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2024/

調査期間

2023年3月1日~3月6日

集計対象

大学生 1,007人/大学院生 357人

 

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