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就職みらい研究所とは
2021.07.14

2020年入社 新入社員対象調査 - 2020年入社 新入社員の就業実態- 【就業状況編】

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の研究機関・就職みらい研究所(所長:増本 全)は、2020年入社の新入社員に対して調査を実施しました。今回、調査結果の一部を【就業状況編】としてまとめましたので、ご報告申し上げます。

資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。

 

サマリー

 
 2020年入社の新入社員について、大学卒業後最初の就職先(初職)での継続就業者は88.5%、退職者は11.5%。厚生労働省が公表している「新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況」の直近5年間の1年目の離職率を見ると11%台であることから、コロナ禍によるテレワークなどの勤務形態で就業上の懸念点も指摘されている中ではあるが、さほど変化は見られない。
 退職理由は、「仕事内容への不満」が4割を超える。
 
 初職先での同期と比較した活躍度合いは、「どちらともいえない」が3割強ではあるものの、「活躍している・計」46.4%、「活躍していない・計」17.1%と、活躍していると思っている者が多い。
 
 現在の勤務先を辞めたいと思うかどうか聞いたところ、辞めたいと思うことがない者25.7%に対して、辞めたいと思うことがある者(「辞めたいと思うことがある・計」)は74.3%と4人に3人となっている。辞めたいと思う理由は、「覚えることが多すぎて頭がついてこない」「入社前にイメージしていた仕事内容ではない」「勤務地が合わない」「みんなが忙しくて放置気味」などが見られる。
 
 配属先で教育担当者などの相談者について、相談者がいた者は6割近く。初職先の就業状況別に見ると、退職者よりも継続就業者の方が、相談者がいたとの回答が多い。

 

 

内容

 
1)卒業後最初の就職先(初職)の就業状況、退職理由について・・・3
2)卒業後最初の就職先(初職)で同期と比較した場合の活躍度について・・・4
3)現在の勤務先に対して辞めたいと思う状況およびその理由について・・・5
4)現在の勤務先を辞めたいと思う理由(自由回答)について・・・6
5)卒業後最初の就職先(初職)での「相談者」の有無について・・・7

 

調査概要

調査目的

新入社員の入社前・後の動向や価値観、就業状況等を明らかにする

調査方法

インターネット調査

調査対象

全国の2020年入社の新入社員

調査期間

2021年5月13日~19日

回答者数

993人

 

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