株式会社リクルート（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：北村 吉弘）の研究機関・就職みらい研究所（所長：栗田 貴祥）は、新卒採用（大学・大学院卒）に関する調査を実施しました。今回、調査結果の【外国人学生の採用状況等について】としてまとめましたので、ご報告申し上げます。
資料（PDF）にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
サマリー
- 外国人学生採用実施企業に、2023年卒と比較した2024年卒外国人学生採用の状況を聞いたところ、2023年卒と同程度以上（「増えた」「同程度採用した」）は74.2%、「減った」は17.2%、「不明・未定」は8.6%であった。（P4）
外国人学生採用の「増えたー減った」のポイントについて前年比較の推移を見ると、2022年卒採用以降は「増えた」が「減った」を上回っている。（P12） - 外国人学生の採用目的は、「必要な人員数を確保するため」が51.6%と最も高く、「組織や人材の多様性推進のため」「特に区別していないが応募があり採用した」も約半数。（P5）
- 外国人学生の採用上の課題については、「日本語能力が不十分」に56.7%、「社内の受け入れ体制」に46.9%の企業が課題感を持っている。（P6）
- 外国人学生に求める日本語能力について、最低限必要なのは「幅広い場面で使われる日本語を理解することができる N１）」が半数以上であった。（P7）
2022年卒採用からの3カ年を通してN１レベルが最も高い。（P16） - 外国人学生の入社後の活躍状況は、58.5%が活躍しているとの認識である。（P8）
- 外国人学生を採用していない企業にその理由を聞いたところ、「社内の受け入れ体制が不十分だから」が34.2%、「応募がなかったから」が34.0%であった。（P9）
※日本の大学・大学院を卒業する外国人留学生の採用、もしくは、海外の大学・大学院を卒業する外国人学生の採用を実施した企業
内容
2024年卒状況（2023年実施調査）
１）外国人学生採用の2023年卒と比べた2023年卒採用状況 ・・・・・４
２）外国人学生の採用目的について ・・・・・・・・・・・・・・・・５
３）外国人学生の採用上の課題について ・・・・・・・・・・・・・・６
４）外国人学生に求める日本語能力について ・・・・・・・・・・・・７
５）外国人学生の入社後の活躍状況について ・・・・・・・・・・・・８
６）外国人学生を採用しない理由について ・・・・・・・・・・・・・９
時系列データ
７）外国人学生採用の採用状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・１１
８）外国人学生採用の「増えたー減った」の％ポイントの前年比較 ・１２
９）外国人学生採用の前年と比べた採用状況 ・・・・・・・・・・・１３
１０）外国人学生に求める日本語能力について ・・・・・・・・・・１４
１１）外国人学生の採用目的について ・・・・・・・・・・・・・・１６
１２）外国人学生の採用上の課題について ・・・・・・・・・・・・１７
１３）外国人学生の入社後の活躍状況について ・・・・・・・・・・１８
１４）外国人学生を採用しない理由について ・・・・・・・・・・・１９
調査概要
