就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
掲載データ
6月12日時点の卒業後の進路確定状況/卒業後社会人として働くことに自信や覚悟があるかどうか/卒業後社会人として働くことに自信や覚悟があるかどうか(就職先での仕事にどんな社会的意義や価値があるのかについて、詳しく話し合えたかどうか別)/卒業後社会人として働くことに自信や覚悟があるかどうか(入社後に身につけるべきスキルや能力について、詳しく話し合えたかどうか別)/卒業後社会人として働くことに自信や覚悟があるかどうか(自分を動機づける要因について、詳しく話し合えたかどうか別)
企業には、学生の今後のキャリアに関するコミュニケーションの機会を積極的に設けていただくことを期待
今回は、2025年卒学生が社会人としての自信や覚悟を持って社会への第一歩を踏み出すために就職活動で重要なポイントについてレポートします。就職を志望し、就職活動を経験した学生に6月12日時点での卒業後の進路確定状況を聞いたところ、民間企業への就職が確定しているのは68.1%でした。「卒業後社会人として働くことに自信や覚悟があるかどうか」を聞くと、「自信や覚悟がある」と回答した学生は65.0%、「自信や覚悟がない」と回答した学生は22.9%でした。
また、就職先企業と詳しく話し合えたかどうか別に見ると、話し合いの内容に関わらず「詳しく話し合えた」学生の7割超が「自信や覚悟がある」と回答した一方で、「詳しく話し合えていない」学生は4割程度でした。早期から就職内定率は高い水準で推移しており、新卒採用市場は学生優位な状況にあると言えます。その中で、卒業後社会人として働くことに自信や覚悟を持つためには、企業とのキャリアに関する対話が重要になってくると考えます。
企業の皆さまには、学生の入社後の活躍を見据え、仕事の社会的意義や価値、学生が入社後に身につけるべきスキルや能力、仕事に対するモチベーションを生み出す要因などについて詳しく話し合うといった、今後のキャリアに関するコミュニケーションの機会を積極的に設けていただくことを期待しています。
【調査概要】
調査目的 | 大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する |
---|---|
調査方法 | インターネット調査 |
集計方法 | 大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、ウェイトバック集計を行っている |
調査対象 | 2025年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2025』(※)にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生3,929人 (内訳:大学生3,070人/大学院生859人) |
調査期間 | 2024年6月12日~6月18日 |
集計対象 | 大学生 922人/大学院生 376人 ※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト https://job.rikunabi.com/2025/ |