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2023.08.31

【2024年卒 就職活動TOPIC】就職活動の費用は増加傾向 対面での選考増加が影響

就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。

リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
 

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掲載データ

就職活動全体にかかった平均金額の比較/就職活動費用の内訳/就職活動交通費の地域別平均金額/6月12日までに経験した参加形態/各月の「学業」「就職活動」「プライベート」時間の割合

オンラインでの就職活動は定着しつつも、「オンラインのみ」での活動は減少

今回は、学生が就職活動に使用した金額についてレポートします。2024年卒学生が6月12日時点で就職活動に使用した金額は、平均して8万2,905円と、2023年卒から7,660円増加しました。使用した金額の内訳を見ると、「交通費」「被服費」「宿泊費」の項目で、平均金額が大きく増えています。
 
就職活動における説明会・一次面接・最終面接の参加形態を見ると、24年卒では23年卒と比べて「オンラインのみ」で参加した割合がどのプロセスにおいても減っており、最終面接では「対面のみ」で参加した割合が増えている様子がうかがえます。このように、対面での選考機会が増えたことが、就職活動費用の増加に影響したものと考えられます。また、2~6月中の就職活動にかけた時間の割合は、23年卒から引き続きいずれの月においても低い結果となりました。
 
就職活動でのオンラインの活用は定着し、学生はうまく使い分けることで学業やプライベートの時間の確保につなげているようです。前年から就職活動費用は増加しましたが、例えば全国の「交通費」の平均金額は、コロナ禍前の2020年卒と比べると約4割の水準です。今後も学生の負担が軽減し、少ない費用でより良いマッチングが可能になるような就職・採用活動への発展を期待します。

 

 

【調査概要】

調査目的

大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する

調査方法

インターネット調査

集計方法

大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、
実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている
 

~2024年卒:2023年6月12日時点~

調査対象

2024年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2024』(※)にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生4,567人
(内訳:大学生3,574人/大学院生993人)

※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2024/

調査期間

2023年6月12日~6月19日

集計対象

大学生 1,165人/大学院生 437人

 

~2023年卒:2022年6月12日時点~

調査対象

2023年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2023』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生7,632人
(内訳:大学生6,258人/大学院生1,374人)

調査期間

2022年6月12日~6月17日

集計対象

大学生 1,358人/大学院生 443人

 

~2022年卒:2021年6月12日時点~

調査対象

2022年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2022』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生8,736人
(内訳:大学生7,261人/大学院生1,475人)

調査期間

2021年6月12日~6月17日

集計対象

大学生 1,727人/大学院生 557人

 

~2020年卒:2019年7月1日時点~

調査対象

2020年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2020』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生6,395人
(内訳:大学生5,267人/大学院生1,128人)

調査期間

2019年7月1日~7月8日

集計対象

大学生 1,584人/大学院生 503人

 
 

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