就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
掲載データ
就職内定率/就職内定率の推移(2013年卒~2026年卒)/内定取得先企業の業種・従業員規模/1~2月中の各活動実施量・実施率と、3月中の各活動予定/進路確定率/就職内定辞退率/内定取得企業数・内定保有企業数・内定辞退企業数/就職活動実施率(全体・内定未取得者・内定取得者)/企業の面接選考への参加状況(2026年卒3月1日時点)
(参考)大学院生の就職内定率・就職活動実施率
【2025年3月1日時点の就職活動状況】
前月に続き過去最高の内定状況。学生からは不安の声も
3月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、48.4%(+8.1ポイント)※2と現在の就職活動スケジュールとなった2017年卒以降、前月に引き続き過去最高となりました。内定率を文理別で見ると「文系」46.2%(+9.4ポイント)、「理系」53.5%(+5.7ポイント)、地域別では「関東」53.2%(+11.1ポイント)、「中部」49.0%(+9.7ポイント)、「近畿」46.4%(+2.2ポイント)、「その他地域」41.1%(+7.7ポイント)でした。
内定率は前年同月と比べ高い水準で推移しているものの、就職活動実施率は78.4%(-3.4ポイント)と8割近くの学生が就職活動を実施している状況です。また、企業の面接選考への参加状況を見ると、57.2%が「最終選考を受けたことがある」と回答しており、前月より9.1ポイント増加しています。学生からは、「選考実施等が早すぎて、自己分析がやり切れないまま始まってしまい、結果、現在業種から迷うという事態に陥ってしまっている」、「どの企業が自分に合っているのか、自分が何をしたいかが分からなくなってきた」といった不安の声もありました。
学生の皆さまには、周囲の状況にとらわれることなく、自分自身と向き合いながら、納得感の持てる企業選びを着実に進めていただきたいと思います。企業の皆さまには、学生の不安を取り除くため、採用活動を通じて学生一人ひとりとのコミュニケーションを深めていただければと思います。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
【調査概要】
調査目的 | 大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する |
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調査方法 | インターネット調査 |
集計方法 | 大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、ウェイトバック集計を行っている |
調査対象 | 2026年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2026』(※)にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生4,707人 (内訳:大学生3,792人/大学院生915人) |
調査期間 | 2025年3月1日~3月7日 |
集計対象 | 大学生 907人/大学院生 351人 ※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト https://job.rikunabi.com/2026/ |