就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
掲載データ
就職内定率/就職内定率の推移(2013年卒~2025年卒)/内定取得先企業の業種・従業員規模/進路確定率/就職内定辞退率/就職確定先企業の業種・従業員規模/内定取得企業数・内定保有企業数・内定辞退企業数/就職活動実施率(全体・内定未取得者・内定取得者)/就職先を確定する際に決め手となった項目(複数回答)/就職先を確定する際に最も決め手となった項目/就職活動を行う中で参考になった情報源/就職活動を行う中で参考になった情報源(上位5項目)/就職活動で苦労したこと(複数回答)/就職活動で最も苦労したこと/確定している就職先について不安に感じていること/インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムの選考の経験と採用選考を受けなかった経験の関係/インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムの選考結果の採用選考への影響有無とその理由
(参考)大学院生の就職内定率・就職活動実施率
【2024年12月1日時点の就職活動状況】
就職先が確定した学生からは、配属先や今後のスケジュールが分からないことに対する不安の声
12月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、96.6%(+1.5ポイント)※2と前年同水準の結果となりました。また、進路確定率は94.0%(+1.8ポイント)でした。2025年卒学生の就職活動も終盤に入っていることが分かります。民間企業への就職確定者に就職先を確定する際に最も決め手となった項目を聞くと、「自らの成長が期待できる」「希望する地域で働ける」「福利厚生(住宅手当等)や手当が充実している」の順で高い結果となりました。また、確定している就職先について不安に感じていることの有無を聞いたところ、「不安がある」と回答した学生は39.1%でした。
不安の声としては「ちゃんと働けるのか不安に感じている。3月までほぼ自由な生活を送って、4月になった途端に社会人になるからうまく切り替えができるか、週5で働けるか不安」と、社会人になることに対して不安を感じる声もあれば、「配属先がまだ分からないため、仕事内容や勤務地の心構えができず不安である」といった入社後の配属先が決まっていないことに対する不安、「配属までの具体的な流れが分からない」といった今後のスケジュールが分からないことへの不安の声が寄せられました。内定者の入社まで残り4カ月ほどありますが、企業の皆さまには今後のスケジュールの共有など、学生の不安をできるだけ払拭できるようなコミュニケーションを実施していただきたいです。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
【調査概要】
調査目的 | 大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する |
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調査方法 | インターネット調査 |
集計方法 | 大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、ウェイトバック集計を行っている |
調査対象 | 2025年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2025』(※)にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生3,833人 (内訳:大学生2,991人/大学院生842人) |
調査期間 | 2024年12月1日~12月6日 |
集計対象 | 大学生 823人/大学院生 335人 ※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト https://job.rikunabi.com/2025/ |