就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
掲載データ
就職内定率/就職内定率の推移(2013年卒~2024年卒)/内定取得先企業の業種・従業員規模/進路確定率/就職内定辞退率/各月の進路確定状況(2024年卒・2023年卒)/就職確定先企業の業種・従業員規模/就職確定先企業の内定式の開催状況・実施形態/就職確定先企業の内定式の実施形態/内定取得企業数・内定保有企業数・内定辞退企業数/就職活動実施率(全体・内定未取得者・内定取得者)/「就職活動」に対する考えや感想
(参考)大学院生の就職内定率・就職活動実施率
【2023年10月1日時点の就職活動状況】
内定式を機に入社予定企業への理解を深める学生も。働くことの解像度を上げることで学生の不安を軽減
10月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、92.0%(-1.8ポイント)※2と、前年同水準の結果となりました。進路確定率も88.2%(+1.1ポイント)と前年同水準です。内定式に参加した学生からは「内定式に出席した際、今まで以上に社員の方々とお話しさせていただき雰囲気をより感じることができた。そして、この会社に入社を決めて良かったと感じた」「内定式があり、多くの先輩方とお話をする中で不安に感じていたことも解消された」など、内定式を機に入社予定企業への理解を深め、入社に向けて前向きな気持ちになったという声が聞かれました。
一方で、「配属が未だ決まっていないのが不安に感じた」「内定先は納得できるところになったが、現在は、その中でのキャリアをどうすれば良いか悩んでいる」など今後の自身のキャリアに不安を感じている様子もうかがえます。入社予定企業で働くことの解像度を上げられる情報を得ることが、学生の不安軽減につながると考えられます。入社後の活躍を見据え、企業から積極的にコミュニケーションの機会を設けていただくことを期待しています。
進路が確定していない学生からは「就活は1人で完結するわけではなく、周りの人の力も必要だと感じています」という声も寄せられました。キャリアセンターなど周囲の協力を得ながら就職活動を続けることで、納得のいく進路決定をしていただきたいです。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
【調査概要】
調査目的 | 大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する |
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調査方法 | インターネット調査 |
集計方法 | 大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、ウェイトバック集計を行っている |
調査対象 | 2024年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2024』(※)にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生4,564人 (内訳:大学生3,574人/大学院生990人) |
調査期間 | 2023年10月1日~10月3日 |
集計対象 | 大学生 954人/大学院生 302人 ※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト https://job.rikunabi.com/2024/ |
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