就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
掲載データ
就職内定率/就職内定率の推移(2013年卒~2024年卒)/内定取得先企業の業種・従業員規模/進路確定率/就職内定辞退率/就職確定先企業の業種・従業員規模/内定取得企業数・内定保有企業数・内定辞退企業数/就職活動実施率(全体・内定未取得者・内定取得者)
(参考)大学院生の就職内定率・就職活動実施率
【2023年6月12日時点の就職活動状況】
内定取得後、進路確定に迷う様子も。
納得感ある進路選択に向け、自分自身の軸の再確認や周囲への相談を
6月12日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、80.0%(+3.5ポイント)※2と引き続き高い水準となりました。内定率を地域別で見ると、「関東」「中部」「近畿」が8割を超えていますが、「その他地域」は70.4%と差が見られます。
進路確定率は62.7%(+4.3ポイント)と、前年同時期と比べて、やや高い数値になりました。就職確定先企業の従業員規模を見ると、前年同時期に最も高かったのは「1,000人~4,999人」でしたが、今年は「5,000人以上」が30.1%と最も高くなっています。引き続き就職活動を実施している学生の割合を見ると、全体の就職活動実施率は37.8%で、内定取得者では25.2%でした。
また、内定取得者のうち2社以上内定を保有している学生の割合は19.4%で、複数の内定を保有した状態で進路を検討している様子がうかがえます。学生からのコメントの中には「現在、内定を頂いている企業に就職するか悩んでいる」「内定を得ることができたが、承諾するかどうかについては現時点では決めかねている」など、進路の確定に迷う様子も見られます。
進路確定に迷っている学生の皆さんは、これまで考えてきた進路選択の軸を改めて確認しつつ、自分のことをよく知る保護者や友人に相談するなどして、納得できる進路を決められるよう、引き続き検討を進めていきましょう。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
【調査概要】
調査目的
大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する
調査方法
インターネット調査
集計方法
大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、
実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている
調査対象
2024年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2024』(※)にて
調査モニターを募集し、モニターに登録した学生4,567人
(内訳:大学生3,574人/大学院生993人)
※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2024/
調査期間
2023年6月12日~6月19日
集計対象
大学生 1,165人/大学院生 437人