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2020.03.19

就職プロセス調査(2021年卒)「2020年3月1日時点 内定状況」

 

就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。

リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。

【2020年3月1日時点の就職活動状況】

3月1日時点においては当初の採用計画通りに進行

 3月1日時点、大学生(大学院生除く)の就職内定率は15.8%(+7.1ポイント) ※1 。内定取得した業種を見ると最も高いのは「情報・サービス業」 (63.9%)。業種間で内定出しの時期に差があることがわかります。また、大学生の進路確定率は10.9%(+4.2ポイント)と例年より高く推移しているものの、まだ多くの学生は進路を決めていない状況です。新卒学生の採用難易度が高い状況は継続しています。

 3月1日時点の内定率は『就職白書2020』での「採用活動プロセスの開始時期2021年卒(予定)」※2 における企業の予定と大きな差がありませんでした。人手不足の環境や、夏に行われる東京2020オリンピック・パラリンピックの影響を考慮して、企業が当初の計画通りに進めた結果と考えられます。ただし、3月13日発表の『【緊急調査】2021年卒採用活動プロセスの見直しの現状』によると、新型コロナウイルスの影響における最も大きな採用課題は「採用スケジュールの見直し」でした。4月以降の内定率はスケジュール変更の影響を受けることが予想されるため、引き続き企業の動向を注視してまいります。

※1 ( )内数値は前年同月差、数値は大学生のみ(大学院生除く)
※2 リクルートキャリア就職みらい研究所『就職白書2020 –就職活動・採用活動の振り返り編-』より

 

【調査概要】

調査目的

大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する

調査方法

インターネット調査

集計方法

大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体をもとに、
実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている

調査対象

2021年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2021』(※)にて
調査モニターを募集し、モニターに登録した学生1,706人
(内訳:大学生1,317人/大学院生389人)

※リクナビ:株式会社リクルートキャリアが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2021/

調査期間

2020年3月1日~3月16日

集計対象

大学生 482人/大学院生 193人

 

> 資料はこちら [PDF DL 620KB]

 

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