就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
【2019年4月1日時点の就職活動状況(速報時点)】
インターンシップ経験者と未経験者で就職活動段階に違いが
4月1日時点、大学生(大学院生除く)の就職内定率は22.2%(+1.7ポイント)。インターンシップ経験有無別にみるとインターンシップ経験者(以下経験者)は27.3%。一方で、インターンシップ未経験者(以下未経験者)では13.7%となっています。※すべて速報値 、 ( )内数値は前年同月差
以下の表は3月末までの各活動実施率を経験者と未経験者別に見たものです。これを見ると経験者は「エントリーシートの提出」「適性検査の受検」などの選考参加に関する活動が、未経験者と比べて高くなっています。このことから経験者・未経験者で就職活動の段階に違いがあり、現在の就職内定率の差につながっていると考えられます。
なお、「就職白書2019」で聴取した2019年卒学生の最終的な就職内定率は、経験者は85.7%、 未経験者は82.6%でほぼ同水準でした。※「就職白書2019」学生調査期間 2018年12月28日~2019年1月21日
【調査概要】
調査目的
大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する
調査方法
インターネット調査
集計方法
大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体をもとに、
実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている
調査対象
2020年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2020』(※)にて
調査モニターを募集し、モニターに登録した学生5,080人
(内訳:大学生3,999人/大学院生1,081人)
※:株式会社リクルートキャリアが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2020/
調査期間
2019年4月1日~4月3日
集計対象
大学生 1,021人/大学院生 375人