大学生および大学院生の就職活動において、働きたい組織の特徴を明らかにするため、就職活動を行っている2020年3月卒業予定の大学4年生・大学院2年生を対象に、調査を実施いたしました。本リリースでは、2020年卒学生への調査から一部を抜粋して報告いたします。
学生の志向から示唆される、中小企業の新卒・若手採用において重要な視点とは?
学生の志望する従業員規模別「望む働き方」を見たところ、「従業員数100人未満企業」を志望していた学生は他規模を志望する学生に比べて「就業形態にこだわらない働き方」や「独立・起業を考えている」傾向があるとわかりました。また、「従業員数100人未満企業」の志望学生は、「企業固有の技術や商品等が強みの企業」よりも「個々の人材の専門性が強みの企業」への支持が高い傾向などが見られました。さらに、採用選考の広報解禁時期が2020年卒と同じ3月となった2016年卒時と比べると、「従業員数100人未満企業」の志望学生は「個人が試行錯誤することで成長する」よりも「会社のノウハウや型を学んで成長する」ことへの支持が高まっています。
これらを踏まえ、中小企業は新卒・若手採用において、「自社独自のノウハウや専門性を習得できる組織づくり」や「入社後どのように成長できるのか」を周知することがポイントになると考えます。
調査概要
調査目的
就職活動中の大学生および大学院生の「働きたい組織(企業、団体、官庁など)の特徴」を
把握する
調査方法
インターネット調査
調査対象
リクナビ2020(※)会員より、2020年3月卒業予定の大学生および大学院生
調査期間
2019年5月9日~2019年6月1日
回収者数
大学生 4,885人 大学院生 1,421人 計 6,306人
集計対象
大学生 4,880人 大学院生 1,417人 計 6,297人
≪調査結果を見る際の注意点≫
■%を表示する際に小数点第2位で四捨五入しているため、%の合計値や差の数値と計算値が一致しない場合がある。
■データは無回答サンプルを除いて集計している。
■2020年卒業や2016年卒業を「2020年卒」「2016年卒」と表記。
※:株式会社リクルートキャリアが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2021/