就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
それぞれの目的や状況に応じて、
インターンシップなどへの参加も検討しよう
今回はインターンシップ・1day仕事体験に参加した2023年卒学生の意識について、7月1日時点のデータを基に分析しました。
インターンシップ・1day仕事体験の参加前の意識については、1日以下のプログラムのみに参加した学生の方が、全体に比べると明確な目的を持って参加したと回答した割合がやや低い様子がうかがえます。また、プログラム参加後に「やらなければならないことが明確になったか」「働くことが具体的にイメージできたか」などを聞いたところ、1日以下のプログラムのみに参加した学生の「そう思う・計」の割合は5割前後であり、1日以下のプログラムについても学生の意識付けに一定の効果があることが見受けられます。
インターンシップなどに対する考えや、2024年卒学生に向けたアドバイスを聞いたところ、「1dayで問題はないので、気軽に幅広く参加することでやりたい仕事の方向性が定まってくる」「長めのインターンシップに参加した方が、より深く業務について知ることができる」などさまざまなコメントが寄せられました。
企業や業界について広く知るという観点では1day仕事体験などの短期プログラム、深く知るという観点では比較的長期のインターンシップや就業体験が多く含まれるプログラムというように、自身の目的や状況に合わせ、インターンシップなどに参加しないという選択も含めて、限られた時間を有効に活用していただきたいと思います。
【調査概要】
調査目的
大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する
調査方法
インターネット調査
集計方法
大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、
実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている
調査対象
2023年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2023』(※)にて
調査モニターを募集し、モニターに登録した学生7,632人
(内訳:大学生6,258人/大学院生1,374人)
※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2023/
調査期間
2022年7月1日~7月4日
集計対象
大学生 1,303人/大学院生 412人