就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
掲載データ
就職内定率/就職内定率の推移(2013年卒~2025年卒)/進路確定率/就職内定辞退率/就職確定先企業の業種・従業員規模/内定取得企業数・内定保有企業数・内定辞退企業数/内定取得企業数の平均/内定保有企業数の平均/内定辞退企業数の平均/就職活動実施率(全体・内定未取得者・内定取得者)/初めて選考を受けた時期/就職確定先の選考開始時期/初めて内定を取得した時期/就職確定先から内定を取得した時期/就職確定先は就職活動開始前から知っていた企業だったか/就職確定先への活動開始当初の志望状況(活動開始前認知別)/就職確定先をどのように見つけたか(活動開始前認知別)
(参考)大学院生の就職内定率・就職活動実施率
【2025年3月度(卒業時点)の就職活動状況】
就職活動を通して、自分自身のキャリア観を考えることができたという学生も
3月卒業時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、98.8%(+2.0ポイント)※2で、現在の就職活動スケジュールとなった2017年卒以降、過去最高となりました。2025年卒の就職活動を振り返ります。民間企業への就職確定者に、初めて選考(本選考における面接)を受けた時期を聞くと、卒業年前年2月までの累計は72.9%(+5.8ポイント)と前年より高い結果となりました。
また、初めて内定を取得した時期についても、卒業年前年2月までの累計は40.3%(+10.4ポイント)と、前年より増加しています。これらの結果から、企業の選考や内定出しのスケジュールが前年より早期化している様子がうかがえます。2025年卒の学生に就職活動に対する考えや感想を聞いたところ、「就職活動をきっかけに知らない業界や企業を知ることで社会についての理解が深まったと同時に自己を俯瞰するきっかけとなった」「就職活動を通して自分が今後何をしていきたいのか、大切にしたいのか分かったので経験できて良かった」といったような、自身のキャリア観を考える機会になったという声もありました。
春から社会人生活が始まる学生の皆さんは、就職活動を通じて得た気付きを、社会に出てからもぜひ生かしてほしいと思います。2026年卒の学生の皆さんも、活動を進める中で自分自身としっかり向き合い、自分らしいキャリア選択へつなげていってもらえればと思います。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
【調査概要】
調査目的 | 大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する |
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調査方法 | インターネット調査 |
集計方法 | 大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、ウェイトバック集計を行っている |
調査対象 | 2025年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2025』(※)にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生3,810人 (内訳:大学生2,973人/大学院生837人) |
調査期間 | 2025年3月12日~3月17日 |
集計対象 | 大学生 744人/大学院生 285人 ※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト https://job.rikunabi.com/2025/ |