就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
掲載データ
就職内定率/就職内定率の推移(2013年卒~2024年卒)/内定取得先企業の業種・従業員規模/5月末までの各活動実施状況/1~5月中の各活動実施量・実施率と、6月中の各活動予定/進路確定率/就職内定辞退率/就職確定先企業の業種・従業員規模/内定取得企業数・内定保有企業数・内定辞退企業数/就職活動実施率(全体・内定未取得者・内定取得者)
(参考)大学院生の就職内定率・就職活動実施率
【2023年6月1日時点の就職活動状況】
内定取得者のうち2社以上の内定保有割合は約2割。
今後、内定辞退が増えることが予想される
6月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、79.6%(+6.5ポイント)※2と、 6月選考解禁となった2017年卒以降最も高くなりました。内定率を地域別で見ると、「関東」「中部」「近畿」が8割を超えていますが、「その他地域」は69.7%と差が見られます。
内定取得先企業の業種は、「情報通信業」が29.5%と最も高く、前年からの増加幅が最も大きかったものは食品、化学、医薬品などの「製造業(機械以外)」で16.4%でした。全体の就職活動実施率は45.6%(-1.5ポイント)で、内定取得者では34.2%と、内定取得後も活動を継続している学生が3割を超えます。また、内定取得者のうち2社以上内定を保有している割合は20.7%でした。このことから、今後、内定辞退が増えることが予想されます。
内定辞退が想定よりも多かった企業は、採用予定数確保のため、追加の説明会開催・募集など、採用活動を継続することも予想されます。就職活動を継続している学生の皆さんは、興味・関心のある企業の採用動向を確認しつつ、納得できる進路決定に向けて、活動を進めていきましょう。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
【調査概要】
調査目的
大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する
調査方法
インターネット調査
集計方法
大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、
実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている
調査対象
2024年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2024』(※)にて
調査モニターを募集し、モニターに登録した学生4,567人
(内訳:大学生3,574人/大学院生993人)
※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2024/
調査期間
2023年6月1日~6月5日
集計対象
大学生 1,134人/大学院生 403人