就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
【2022年8月1日時点の就職活動状況】
書類提出や面接参加している学生の活動量を見ると、
積極的に活動を継続している様子がうかがえる
8月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、87.8%(+2.5ポイント)※2と7月1日時点から4.5ポイント増加しました。
各プロセスの活動実施率・活動実施量を月別で見ると、「合同説明会・セミナーに参加した」「個別企業の説明会・セミナーに参加した」「エントリーシートなどの書類を提出した」「面接選考(最終面接を含む)を受けた」「最終面接を受けた」は、いずれも実施率が下がっています。しかし実施した学生の実施量平均は2~6月中と比べて同程度の数値となっており、就職活動を継続している学生が積極的に取り組んでいる様子が分かります。内定取得企業数は例年よりもやや多いですが、その分内定辞退企業数も多く、内定保有企業数は例年並みの平均1.07社と、複数内定を取得した学生の多くが内定を辞退した様子がうかがえます。
就職志望者全体のうち、8月1日時点で就職活動を実施している割合は20.7%です。内定取得に向けて活動を継続している学生の皆さんは、内定が思うように得られず悩むこともあるかと思います。自分のことをよく知る友人や保護者、大学のキャリアセンターなどに相談し、うまくいっていない理由を分析した上で、伝え方の工夫や志望先の再検討を行うなど、活動内容を見直してみることが突破口となる場合もあります。暑い日が続きますが、納得して就職活動を終えられるよう引き続き頑張っていただきたいと思います。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
【調査概要】
調査目的
大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する
調査方法
インターネット調査
集計方法
大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、
実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている
調査対象
2023年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2023』(※)にて
調査モニターを募集し、モニターに登録した学生7,628人
(内訳:大学生6,255人/大学院生1,373人)
※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2023/
調査期間
2022年8月1日~8月3日
集計対象
大学生 1,174人/大学院生 394人