就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
【2022年7月1日時点の就職活動状況】
進路確定する学生が増えているが、
2022年卒の就職志望の学生では7月以降に就職先を確定した割合が4割超
7月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、83.3%(+2.8ポイント)※2と6月12日時点から6.8ポイント増加し、高い水準で推移しています。
各プロセスの活動実施率と実施量を見ると、6月中に「エントリーシートなどの書類提出」を実施した割合は23.4%で1~5月中に比べると低いですが、平均6.17社に提出しています。平均提出社数は3月中・4月中に次ぐ多さとなっており、活動を継続している学生が積極的に選考に向けた準備を進めたことが分かります。
内定辞退率は57.8%で前回から5.0ポイント増加、進路確定率は67.6%で前回から9.2ポイント増加。いずれも6月12日時点から順調に推移しており、内定を取得して企業を絞り込み、進路を決めた学生が一定数いる様子がうかがえます。
周囲で就職活動を続ける人が減り、書類提出や面接を進める中で、納得できる就職先を決められるのか焦りや不安を抱いている方もいらっしゃると思います。2022年卒の学生では、約6割の方が「就職活動開始前には知らなかった企業」に入社予定で、そのうち約半数が7月以降に就職先を確定していました。就職志望の学生全体で見ても、4割超の学生が7月以降に就職先を確定しています。引き続き採用活動を実施する企業も多く存在します。厳しい暑さが続きますが、納得できる一社に出合えるよう、前向きに就職活動を進めていただきたいと思います。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
【調査概要】
調査目的
大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する
調査方法
インターネット調査
集計方法
大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、
実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている
調査対象
2023年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2023』(※)にて
調査モニターを募集し、モニターに登録した学生7,632人
(内訳:大学生6,258人/大学院生1,374人)
※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2023/
調査期間
2022年7月1日~7月4日
集計対象
大学生 1,303人/大学院生 412人