就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
【2021年8月1日時点の就職活動状況】
内定率は2021年卒と比べやや高いものの、選考に関わる活動の割合が前年より低下
8月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、85.3%(+4.1ポイント)※2となり、前月から4.8ポイント増加し、コロナ禍以前の2020年卒と比べると5.9ポイント低くなりました。
内定未取得学生の7月中の活動を見ると、「エントリーシートなどの書類を提出した」「面接など対面での選考を受けた」などの選考に関わる活動率が前年と比べて少ないことが分かりました。前年については新型コロナウイルス感染症の影響により5月に制限されていた企業の採用活動が6月以降に再開していました。その結果、7月以降の内定率の上昇幅が例年に比べ大きかったのですが、今年はオンライン上での就職活動の広がりもあり、前年と比べると7月中の採用活動が落ち着いていると考えられます。
しかし、企業の採用については、すでに終了しているわけではなく、就職サイト上でも採用継続企業や追加募集企業が多数掲載されている等、採用活動を続けている企業もあります。今後、公務員併願者を採用したいと考えている企業もあります。就職活動中の学生の皆さんは、活動を止めることなく引き続き進路に向けて動いていただければと思います。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差
【調査概要】
調査目的
大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する
調査方法
インターネット調査
集計方法
大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、
実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている
調査対象
2022年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2022』(※)にて
調査モニターを募集し、モニターに登録した学生8,732人
(内訳:大学生7,257人/大学院生1,475人)
※リクナビ:株式会社リクルートが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2022/
調査期間
2021年8月1日~8月2日
集計対象
大学生 1,147人/大学院生 359人