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2020.12.22

【2022年卒 インターンシップ・就職活動準備の現状に関する調査】Webと対面で、インターンシップ満足度に差

※2021年1月29日追記
P2 「■2020年9月時点での進路の志望状況(大学生/複数回答)」における数表内数値に一部誤りがございました。
掲載しております資料につきましては、すでに修正を反映しております。

 

株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤 学)の研究機関・就職みらい研究所(所長:増本 全)は、「2022年卒 インターンシップ・就職活動準備の現状に関する調査」を実施しました。2020年9月時点の調査結果をまとめましたので、ご報告申し上げます。

リリース資料(PDF)にはグラフなども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。

Webと対面で満足度に差。
Webでも職場のリアルが伝わるコンテンツの工夫が必要

 

今回は、2022年卒の学生の「インターンシップについての満足度」を調査しました。9月時点でインターンシップの参加社数は平均4.03社でした。インターンシップ参加者に、Web開催、対面開催のインターンシップの平均参加社数を聴取したところ、Webが3.19社、対面が1.33社で、Webのインターンシップが対面のインターンシップの参加社数を上回る結果となりました。

 
そのような中でWebのインターンシップと対面のインターンシップの満足度を聞くと差が見られました。「満足している」「やや満足している」を合計した「満足・計」では差が見られないものの、「満足している」では対面が50.9%、Webが37.3%と差があります。この差はコンテンツの違いからきています。プログラム内容別に実施形態を見ると、対面は、「職場や工場の見学」「仕事をしている社員に同席あるいは同行する」といった、実際の仕事や職場が見られるものが多いのに対して、Webは「業種や企業の説明を受ける」「直接社員に質問できる質問会など」が多くなっています。

 
インターンシップでは、学生自身もできるだけ職場や仕事の様子を知りたいと考えています。学生のコメントを見ると「もっと詳しく企業のことを知りたい」「可能であれば、会社見学も含めたインターンシップをしたい」というものが見られます。Web、対面など実施形態に制約がある状況ではありますが、どのようにしたらWebで学生に職場のリアルを伝えられるか、工夫することが今後のインターンシップではより重要になっていきそうです。

*インターンシップには1日の仕事体験型も含む

 

 

【調査概要】

調査目的

2022年卒学生のインターンシップ・就職活動準備の現状を把握する

調査方法

インターネット調査

集計方法

大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体をもとに、
実際の母集団の構成比に近付けるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている

 

調査対象

『リクナビ2022』会員・インテージ社のモニターより、
2022年3月卒業予定の大学生および大学院生

調査期間

2020年9月18日~9月25日

集計対象

大学生 2,043人/大学院生 291人

 

~2021年卒~

調査目的

大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する

調査方法

インターネット調査

集計方法

大学生については、性別、専攻、所属大学の設置主体をもとに、
実際の母集団の構成比に近付けるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、
ウェイトバック集計を行っている

 

調査対象

2021年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2021』(※)にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生4,198人(内訳:大学生3,325人/大学院生873人)

※リクナビ:株式会社リクルートキャリアが運営している、就職活動を支援するサイト
https://job.rikunabi.com/2021/

調査期間

2020年6月12日~6月19日

集計対象

大学生 915人/大学院生 377人

 

調査対象

2021年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2021』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生1,706人(内訳:大学生1,317人/大学院生389人)

調査期間

2020年3月19日~3月26日

集計対象

大学生 327人/大学院生 143人

 

 

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